今までにない金融商品ではないという建前で、実質的に株と同じような動きをする仕組みだったが故に法的規制がないので、金融商品で規制されている手法を取ってもVALUは金融商品ではないので法的には問題がないという抜け道ができてしまう点。
法規制が出来ないから、利用規約でルールを守りましょうね。名前出しての相互監視だから、悪意のある行動はやりづらいだとうという性善説に基づく方法しか取れていない点。
規約違反になるような行動を取りづらくするようなリミットが不足していた点。
システム側に対しては技術的問題というより、悪意のある行動のケース出しが足りておらず、それを行いにくくする為の仕様策定の漏れという印象です。
しかしながら、アカウント単位で上場的なものができるので、結託したり、複数アカウントでの価格操作や、話術で煽って購入させるとかはシステム的な規制は難しいでしょう。(心理を煽って購入させるのは詐欺で無ければ問題ではないと思いますし。)
規約違反の投機目的も投機目的かどうかってのはどう判断するのかシステム的には難しいと思います。(上場してすぐの人への購入の申請は全体で1日10回までに制限してしまうとか?)
何故、そのような行為が起こるか。
VA購入者がVAの売却益を得られるからでしょう。
規約にあるように
VALUを購入した自分のファン(以下「VALUER」といいます。)
VALUは、発行者への応援の気持ちを表す特別なステータスのようなものです。
埋もれてしまっていた個人とファンを繋いで資金調達を手助けしたいってミッションならVA購入者の売却益が出ない仕組みにしてしまえばいい訳です。
例えば、ぱっと思いつく範囲で
- 購入金額以下でしか売却できない・売却時に板の一番最高金額提示者が購入となり、差額から手数料が徴収され残りが VA発行者 に入る
価格が購入金額より下がっている場合この方法だと、手放す人は購入金額より低い価格での戻り・VA発行者は資金調達0で別の人に優待をしなければならなくなるので、誰かしら損がでてしまう問題がある。
- VAをコインのようなものとして、優待使用時に提示される分のVAを消費してしまうようにする
(優待をVAで購入するイメージ)
- VAが今の株を模した価値の上がり下がりを無くしてしまう。
(※ クラウドファンディングでよくね。
とか。
株という金融商品扱いでない状態で株を模している限り仕組み的な抜け穴は残ってしまうとのではないかと思います。
改めてクラウドファンディングは良く出来てるなって思いました。(時々詐欺事件も起こってますが、リターンを購入するという売買契約になるので法的な問題になる)